萩原さとみさんが運営する「ファーム・インさぎ山」は、さいたま市緑区上野田にある。さぎ山公園に隣接し、見沼用水(東縁)が流れている。さらに南側には芝川が流れ、そこには、有名な氷川女体神社がある。この神社には古来の祭り(祭祀)はこのように執り行われたのかという施設もあり、この地がいかに古くから開発された地であったかを示している。
さぎ山は、萩原さんのご先祖たちが培ってきた「野田のさぎ山」である。江戸時代中期の享保の頃からさぎの営巣の地となっていた。昭和27年には特別天然記念物となり、5軒の農家の屋敷林に巣をかけていた。6000個もあった巣も次第に減少し、昭和47年には0となってしまった。
さて、そんな萩原さんの「ファーム・インさぎ山」で、「一流シェフが提供する食事会」が行われた。
「ファーム・インさぎ山」では、田んぼ体験、味噌づくり、こんにゃくづくり、農家体験など多様なプログラムが用意されている。
食事会は夏の8月に行われたが、当地に行くと木陰があり、暑いものの、木陰に入ると良いのである。
浦和の一流シェフの味は、もちろん舌鼓をうつものであったし、その料理の具材の保管方法、運搬の仕方など、さすがと思われた。
終わり頃には冷えたスイカが出るなど、長年、都市農村交流を進めてきた萩原さんらしい気遣いがあった。
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山本正史 (水曜日, 30 11月 2016 09:09)
うまくできたか