埼玉トヨペット

埼玉トヨペット本社は、当協議会の理事会の会場に使わせていただいているだけではなく、総会、イベント会場としてしばしば使用させていただいている。さいたま市中央区上落合にある。埼京線の北与野駅すぐ近くにある。

 

埼玉トヨペットは社会貢献活動(CSR)の先進的活動企業として、つとに有名である。ファーム・インさぎ山(別「会員を訪ねて」の「ファーム・インさぎ山」をご覧ください)における障害者・社員による田植え活動や稲刈り活動、ジャガイモ収穫体験などの農業体験、本社1階の広いロビーにおける新型車の展示とともに常設的障害者芸術展示コーナーなどである。

 

この社会貢献活動は、CSR「はあとねっと輪っふる」事業を推進した担当者であり当協議会理事でもある渡辺新一さんの活躍はもちろんのこと、その動きを創設・支援した会社および平沼康彦先代会長(故人)の大きさであろう。

 

掲載した写真は、同社3階会議室で開催された2012年2月18日の当協議会のフォーラム「食と農で地域いきいき」風景である。

 

このフォーラムは当協議会においても2008年発足以来の記念すべきイベントであった。第1部の基調講演の講師は、食環境ジャーナリストの金丸弘美さん。演題は「食と農から地域ブランドを創る」。

 

第2部は交流会「さいたまの味をおやつに」で、ファーム・インさぎ山の萩原さとみさんを中心としたグループによる多彩な料理を展示し、参加者はその料理の種類の多さとみごとさに圧倒されたものであった。郷土の料理がこれほど立派で美味しいとはと感心したものであった。


NPOまちづくり楽会の秋のフェスタ

NPOまちづくり楽会(石川邦夫代表)は11月19日(土)から21日にかけて、恒例の秋のフェスタを開催した。

 

この秋のフェスタは、春のゴールデンウイークの「春のフェスタ」に続くもので、2010年(平成22)から開催している。同楽会は東松山市大字野田に2007年に大きな農家の空き家を借り、運営している。

 

この秋のフェスタ開催中は通日開催は、地元の陶芸・山王焼やギャラリー、郷土の本(地域を魅せる東松山の出版社・まつやま書房)を展示し、19日・20日には石釜で焼く手作りピザやコーヒーも提供した。また、地元野菜のネギやぎんなんなどの販売(代表が耕作しているネギ)、カイロ・プラクティックによる整体両療法も格安で提供(整体師が会員のため)

 

19日午前中は第13回歴史講座(講師・知久裕昭深谷市文化振興課、演題は「発見された古代の郡衙(幡羅郡)」を開催し、午後は、津田まちこさんの語り「かあいそうなぞう」とラテン音楽がが情感たっぷりに演じられた。

 

20日の午後には、会員の和装小物を展示販売しているお店「ななかまど」に結集しているグループ「ななかまどコーラスグループ」が懐かしの歌を歌唱し、続いて能村達也さんと洋子夫妻が琵琶語り「真田家を支えた小松姫物語」を演じた。

 

21日には代表の石川邦夫さんが尺八を演奏すると共に津軽民謡を熱唱した。

 


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ヤマキ畑の学校

ヤマキ畑の学校は、神流(かんな)川を越えれば、群馬県という地にある。このブログを書いている理事の山本正史は、この神川町に何回もお邪魔したことがあった。

 

このヤマキ畑の学校は、神川町の神泉支所の近くにあるのであるが、神泉支所は、旧神泉村の役場であったところであり、その村長であった貫井清英(ぬくい)村長には本の出版で随分お世話になっていたからである。

 

さてヤマキ畑の学校は、年間17回も開催しているとのこと。つまり、ほぼ2週間おきである。その参加者は子ども連れも多いが、そのほとんどが東京から参加とのこと。

 

関越高速を使っても練馬から1時間弱、さらに児玉ICから30分近くである。

 

その秘密は、会員のヤマキ醸造と理事の石井清允さんの絶妙なコンビによる。農業に精通した石井さんは、畑に植える作物の準備、植え付け、植え付けの頃合い、収穫などを一貫して実施していく。

 

ヤマキ醸造は事務局であり、会員への広報、作業時の会場設定、飲み物の準備などを行う。

 

2週間に一回のイベント作業は経験者ならお分かりになると思うが、担当者にとってかなり厳しい。しかし、このヤマキ畑の学校のシステムは、いわば講師と事務局という関係で理想的とも言える。

 

畑には、精通した石井さんならではの、じゃがいも、さつまいも、タマネギ、大根、ハーブ、トマト、ピーマン、大豆、ひまわりなど四季さまざまな野菜が植えられており、その収穫も参加者には魅力である。1反(300坪)の畑には物置もあり、農耕道具が置かれている。

 

こういうように受け入れ体制がしっかりしているのはある意味では理想的である。ヤマキ醸造には魅力的な直売店や喫茶店があるが、それは後日取材に行き、別途に紹介する。

 


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谷津田を耕す岩殿満喫クラブ

東松山市高坂にある板東観音の札所10番正法寺とその正法寺の門前町は一度は訪ねたい名所である。かつて大にぎわいであった門前町の面影が正法寺から良く見られ、時代を越えた風景が見られる。

 

岩殿満喫クラブの耕作地はその岩殿宿から東北に行ったところにあり、同クラブが耕作を開始するまで、荒れ地であった。つまり、耕作放棄地であった。

 

そこを同クラブの会員が汗水流し、耕作を行ったのである。水の管理を始め、農業を営みとしていない会員には苦労の連続であったことは容易に想像できる。谷津田であるから、機械が入らず、まさに昭和30年代の鍬と万能などを使用した開墾であった。

 

田植え、草取り、稲刈りには.近くにある大東文化大学国際関係学部の須田敏彦教授のゼミ学生が研修を兼ねて実習に来ており、田んぼだけではなく、畑の耕作、そば、里芋植えも参加している。

 

写真は大東文化大学のゼミ学生が谷津田で稲刈り研修をしているところ。ハンディ掛けをしている。

 



萩原さとみさんの「ファーム・インさぎ山」

萩原さとみさんが運営する「ファーム・インさぎ山」は、さいたま市緑区上野田にある。さぎ山公園に隣接し、見沼用水(東縁)が流れている。さらに南側には芝川が流れ、そこには、有名な氷川女体神社がある。この神社には古来の祭り(祭祀)はこのように執り行われたのかという施設もあり、この地がいかに古くから開発された地であったかを示している。

 

さぎ山は、萩原さんのご先祖たちが培ってきた「野田のさぎ山」である。江戸時代中期の享保の頃からさぎの営巣の地となっていた。昭和27年には特別天然記念物となり、5軒の農家の屋敷林に巣をかけていた。6000個もあった巣も次第に減少し、昭和47年には0となってしまった。

 

さて、そんな萩原さんの「ファーム・インさぎ山」で、「一流シェフが提供する食事会」が行われた。

 

「ファーム・インさぎ山」では、田んぼ体験、味噌づくり、こんにゃくづくり、農家体験など多様なプログラムが用意されている。

 

食事会は夏の8月に行われたが、当地に行くと木陰があり、暑いものの、木陰に入ると良いのである。

 

浦和の一流シェフの味は、もちろん舌鼓をうつものであったし、その料理の具材の保管方法、運搬の仕方など、さすがと思われた。

 

終わり頃には冷えたスイカが出るなど、長年、都市農村交流を進めてきた萩原さんらしい気遣いがあった。



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青木さんのうどん店「月うさぎ」

地元のうどん粉「あやひかり」を使用したお店「月うさぎ」

 熊谷市の鎌倉街道沿いに鎌倉町がある。鎌倉街道が行き着く先のT字路には現在、百貨店「八木橋」があるが、近くには熊谷次郎直実ゆかりの寺「熊谷(ゆうこく)寺」があるのであるから、由緒古い街道であるということが実証されよう。

 さて、その鎌倉町11に会員青木徳子さんが経営するうどん屋「月うさぎ」がある。

同じく熊谷市の名所旧跡である庭園「星渓園」の北側にあり、分かりやすい。

「月うさぎ」は14席という落ち着いたお店。地元の食材を使用している。味は確か。

近くに行ったらぜひ行ってみたい食べてみたいお店である。


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